初心者にサルサを教える順序として、まず基本の
ステップを教えます。
そして、その基本のステップが様になってきたら、
次は簡単なターンに移ります。
初心者が習う簡単なターンとはどういうものかと
言うと、右方向に360°回る(つまり一回転)
ターンです。
通称ライトターンと呼ばれていて、どの教室でも
最初に習うターンはこのライトターンでしょう。
勿論ライトターンがあるということは、左方向に
回るターン(レフトターン)もあります。
ライトターンが上手くできるようになったら、今度は
レフトターンという順序です。
ちなみにサルサでは、ライトターンとレフトターンは
左右対象ではありません。
始まりから終わりまでやり方が違いますので、この
二つは分けて覚えるべきものです。
ただ、二つのターンに共通することもあります。
それは、どちらもサルサのリズムに合わせて
回らなければいけないということです。
先ほど述べたように、これらのターンは簡単では
あるのですが、初めてづくしの初心者にとっては
手こずる場合もあります。
どんなところに手こずるかと言いますと、かなり
以前に書いた記事にあるような上体の使い方が
上手くできなかったりします。
あともう一つ、ターンする時に足が置き去りに
なってるケースが結構見受けられます。
「足が置き去りに」とはどういうことかと言いますと、
回ろうとしている本人の気持ちは回る気満々なん
ですよ。
でもフロアーに着いている足が全然フロアー上を
回っていないということです。
足がフロアーに吸い付いた状態になっているという
ことですね。
これでは、次にフロアーに着地する足が思うような
度数で着地できません。
しかも、その足も着地後同じくフロアーに吸い付いた
状態なので、360°回りきることがかなり困難になり
ます。
だから、ターンの時着地している足(厳密に言えば
体も一緒に)はフロアー上を回っていなければいけま
せん。
ここら辺はターンの概念とも言えるべきところで、
初心者はこの概念をまだ理解しきれていません。
だから、最初から上手く回れないのは当たり前なん
ですけどね。
でも、早いうちからこういうことを何となくでも理解
できていた方が、ターンがやりやすくなるのでは
ないかと思います。
あ、あと、そうそう。
足がフロアー上で回れていない原因は必ずしも
初心者の理解度や身体能力のせいではない場合も
あります。
例えば、靴ですね。
いくらフロアー上で足を回そうと思っても、肝心の
靴(靴底)がフロアーを回るのにブレーキとなって
いては、回れませんよね。
回れないだけならまだしも、下手をすると足首や
脚のどこかを痛めてしまいかねません。
なので、初心者と言えども、早いうちからダンス
シューズでレッスンを受けるようにした方がいいかと
思いますよ。
以上です。
今回の記事、お役に立てれば幸いです。
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