講師について
1980年から3年間親の仕事関係で南米はエクアドルに滞在。この時ラテン
文化に触れたことが後にサルサと出会うきっかけとなる。
1990年アメリカ合衆国ペンシルバニア州フィラデルフィア市に留学。夏の屋外
イベントでラテンフェスティバルを見に行き、そこで初めて生バンドによりサルサ
ライブと熱狂して踊る観衆を目の当たりにし、サルサに魅了される。
1996年ようやく名古屋でサルサを語れる仲間を偶然見つけ、更にサルサを
学べる機会を得てサルサを始める。実はこの時まで自身は特に友達もいない
割と孤独な人間であったが、サルサを機に友達がどんどん増えていった。
2000年アメリカ合衆国カリフォルニア州ロスアンゼルスにサルサ留学。この
時サルサ以外にもヒップホップ、ジャズダンスなどを学ぶ機会を得て、ダンスに
ついての見識をより広げる。
2004年名古屋でサルサのレッスンを開始する。現行のシステムに落ち着いて
からは、「マンツーマンで丁寧に教えてもらえる」と初心者から重宝されている。
講師のサルサ感
どんな趣味も興味も同じなのかも知れませんが、私個人としては、サルサと
いうのは音楽として、そしてダンスとしてとても魅力のあるアートです。
サルサがこんなにも私を魅了するのは、どんな理由からでしょうか。
勿論少年時代に南米エクアドルに滞在しラテン文化に触れた経験は、後に
サルサに魅了された大きな理由の一つではありましょう。
でも、それだけではないと思います。
サルサ好きなら分かると思いますが、サルサという音楽を聴くと内面から
自然と楽しさや心地よさが溢れ出てくるのです。
多分それは、私の中に普段は眠っていて表に出ることはない”ラテンの血”が
サルサによって呼び覚まされるからだと思います。
サルサ好きはこの”ラテンの血”を刺激させられ、普段の生活でいつしか封印
してしまった本来の自分に目覚め、自己表現できる喜びをダンスで共有するの
です。
だからサルサにハマるのです。
でもこの”ラテンの血”は特定の人達だけが持っているものではありません。
誰しもが持っています。
普段は眠っていて、気づかないだけです。
ただ、それを呼び覚ます、それが心の中でヒットするきっかけに出会えるか
どうかだと思うのです。
とは言え、きっかけについては偶然によるところが多く、こればかりは一人
でも多くの人がきっかけに出会えることを祈るばかりです。
でも一度出会ってしまったら、かなり虜になるんじゃないですかね。
サルサにはそれだけの力がありますからね。
だからサルサによってそのきっかけをつかんだ者は、皆とてもラッキーだと
思っているはずです。
サルサを知る前の講師
エクアドルにいた当時モダン・ロマンス(Modern Romance)というバンド(サルサ
バンドではありません)が歌う「Everybody Salsa」という曲を何度かテレビで視聴
したことがあり、サルサというジャンルの音楽があることは知ってました。
でも、それ以上の知識はありませんでした。
エクアドルから帰国後も私の中の”ラテンの血”は目覚めることなく数年間を過ごし
ました。
意外と思われるかも知れませんが、この頃の私はまだダンスには全く興味がなく、
むしろダンスに対して偏見を持っていました。
あんな(クネクネした)ものは男がやるものじゃない。
そんな風に思っていました。
ただ、体を鍛えることは割と好きでした。
群れることをあまり好まず比較的単独での行動が多かった私は、スポーツでも
必然的に個人競技が好きで、とりわけ格闘技の世界には憧れていました。
勿論男らしさとか強さへの憧れもあったのですが、格闘競技者に求められる
総合的な運動能力に魅力を感じたのです。
とは言え、何か格闘技を習うわけでもなく趣味的に体を鍛えていただけですが、
サルサを始める前から体を鍛えていたことは後々のいい予行演習になっていたと
思います。
ただ、体を鍛えることと”何かに夢中になる”というのはちょっと意味合いの違う
ものでした。
そういう意味では特に何かに夢中になるものはなく、性格も暗い方で友達も少な
かった私は悶々とした日々を送っていました。
サルサというダンスを初めて目にして
サルサとの出会いは、後に留学先のフィラデルフィアでたまたま出かけた
屋外のラテンフェスティバルでのことです。
今でこそ日本でも夏になると名古屋のみならず全国のいたる所でラテンフェス
ティバルが催されますが、そういったものがラテン人の多いフィラデルフィアでは
何年も前から夏のイベントの一つとして恒例となっていたのでしょう。
イベントの大きな目玉は締めのサルサでしたが、私はサルサを聴きにいくために
フェスティバルに出かけたわけではありませんでした。
目的は、エクアドルでの懐かしい思い出をもう一度かみしめたかったというもの
でした。
しかし現場でいくつかのショーを経てフィナーレに近づくにつれ、観衆の興奮度が
どんどんパワフルになっていくのです。
そしてサルサバンドの生演奏(初めて聴くサルサでした)が始まると、ステージの
下で人々がそれはもう楽しそうにサルサを踊り始めたのです。
それまでペアダンスといえば社交ダンスしかイメージのなかった私はその光景を
目の当たりにして驚くと同時にとても幸せな気分に浸りました。
サルサって何て陽気な音楽!!そして
何て自由で美しくて楽しそうなペアダンスなんだろう!!
私の中で初めて”ラテンの血”が騒ぎ出した瞬間でした。
漠然とですが、これが踊れるようになったら何か楽しいことが起こるかも知れない、
私の中で何かが変わるかも知れない、そんな期待感がこみ上げてきました。
この時以降少しでも踊りを身につけたかった私は帰国を目前としながらも地元の
ラテン文化協会のような場所を見つけ、ほんの少しだけサルサを習いました。
人生初ダンス、人生初サルサです。
今でも覚えていますが、最初は全く勝手がききませんでした。
基本であるベーシックステップでさえも、多分今の私が当時の私を見たら、とんでも
なくぎこちないものだったと思います。
私は今でこそサルサ講師ですが、最初は誰もがそうであるように、私も最初は
初心者だったという事実です。
そしてサルサ探求へ
フィラデルフィアから帰国後も絶対にサルサを踊れるようになりたいと思って
いましたが、当時の名古屋にはまだサルサの教室はおろか、サルサを知る人さえも
いないという状況でした。
異国でサルサを習ってまだ僅かな期間で、これから日本で頑張るぞと張り切って
いた矢先、やむを得ず数年間のブランクを余儀なくされました。
ただ、そんな状況でもサルサへの憧れは常に心の中にありました。
そう思い続けていると不思議なもので、ある日偶然にもサルサ好きな人が集まる
場所を見つけ、そこから私のサルサ人生は急激に加速し始めたのです。
名古屋でもいよいよサルサのレッスンが受けられる環境が整ってきて、東京から
先生が教えに来たり、周りにサルサに興味を持つ人も少しずつ増えていきました。
私はサルサを踊れるようになりたい一心で無我夢中でレッスンに通いました。
東京のイベントやレッスンに出かけることもありました。
そして悩んだ末、当時サルサが大変盛り上がっていたロスアンゼルスにサルサ
留学する決意に至ったのです。
今振り返ると、このサルサ留学も色んな意味でまだまだ私は自分に甘かった、
未熟だったと感じることがあります。
でも行って良かったと思っています。
なぜかというと、今こうして当時を反省してサルサへの取り組み方を見直す
ことができているからです。
そして、留学先ではサルサのみならずジャズやヒップホップなど他のジャンルの
ダンスも習い、少なからず私の中でダンスとは何たるかという見識を広げることが
できたからです。
勿論こうして培った知識や経験、反省が糧がとなり、今私のレッスンに活かされて
いるのは言うまでもありません。
SALDRAの今後の展望
SALDRAはサルサを学びたい初心者のためのサルサの教室
です。
教室は繁華街ではなく閑静な住宅街の中にあり、スタジオも大衆が集まるような
演出を施したお店ではなく、文字通りダンスを踊るためのダンススタジオです。
勿論講師も生徒さんにサルサを教えること、上手くさせることを仕事としている
サルサ講師で、飲み物を振る舞うといった業務は兼ねていません。
そういう教室だからこそ、「教室をレッスン生で満杯にする」ということより、
本当にSALDRAを必要としている人」に来てほしいという願いがあります。
そもそもマンツーマンという形でレッスンしているので満杯ということはありえ
ませんが、レッスンにおいて人が沢山いることは必ずしもメリットばかりではないと
思っています。
勿論マンツーマンにもメリット、デメリットはあるでしょう。
人によっても感じ方次第で、メリット、デメリットは大きく違ってきます。
でもSALDRAはまさにその「レッスンにおいて人が沢山いることは必ずしも
メリットばかりではない」と感じている初心者のためにあるスクールと言えます。
そういう人達にとっての受け皿となり、居場所となる教室でありたいと思って
います。
そうあるために、現在いる生徒さんの踊りを更に高めて、”ばな練”などで新しい
生徒さんのやる気を向上させるいい模範になれるよう育てていきたいと思って
います。
またその過程でSALDRAならではの企画を模索していき、生徒さんにとって
ためになり、かつ楽しんでいただけるSALDRAを目指していきたいと考えてい
ます。
教えて終わりというものではなく、最終的には「ここに来て本当に良かった」
と思っていただけるファミリーのようなスクールでありたいと思っています。
体験レッスンあります!
まずは体験レッスンをご予約してお越しいただき、レッスンの雰囲気を確かめて
みて下さい。SALDRAでは、あなたへのレッスンに力を注ぐため体験レッスンから
マンツーマンでご提供しています。グループレッスンでは味わえない”あなただけの
充実の80分”をお楽しみ下さい!
気に入っていただけたらプレクラスへ継続という流れになります。
スタジオの住所と地図
名古屋市中区千代田3-27-15 吉村ビル3F スタジオマザー
地下鉄鶴舞駅を下車、6番出口を出て歩いて5分ほどです。お車でお越しの
場合はお近くのコインパーキングをご利用下さい。
※万一スタジオの場所に迷いましたら、お気軽に090-3424-4732までお電話
下さい。